COCOHE 公式ブログ

秋の音楽絵本制作ストーリー

みなさん、こんにちは。

COCOHE プロデューサーの内田です。

本日は秋の音楽絵本の話です。

皆さんは胸の奥に生まれ変わってまた会いたい人いますか?

会いたくてももう会えない。けれど、いつかきっとどこかでまた会えたらいいなと思う大切な人。

「秋の音楽絵本」は、そんな気持ちに寄り添う物語のつもりで書きました。

この秋の音楽絵本には、ちょっと変わった仕掛けがあります。

赤ちゃんの泣き声が演出のひとつとして登場するんです。ココエの公演はいつも泣き声は演出の一部としていますが、秋に関しては本当に泣き声が必要なシーンあります。

泣き声が響いた瞬間、なんとも言えない感動に包まれます。ただ、会場の赤ちゃんがそのシーンだけシーンとなることもあります。笑

まあ、それはそれでその回でしか楽しめない感動として味わってください。笑

「命の巡り」という大きなテーマを赤ちゃんの声と共に感じてもらいたいと思ってます。

この作品を生んだ背景には、私自身の体験があります。

10歳で母を亡くしたこと。初めて妊娠の兆候が出たすぐ後に初期の流産を経験したこと。

辛くなかった言えば嘘になりますがそれでも前を向いて歩いてきました。その体験があったからこそ、今を強く、ありがたく生きられることもあるのかなと思う次第です。

そんなわけで秋の音楽絵本は「子どもと一緒に楽しめる音楽会」であると同時に、

「いろんな経験を重ねてきた大人の方が自分の心と出会い直す時間」でもあるのかもしれません。

子育てに追われる日々の中で、忘れていた大切な人を思い出して、笑いと涙が交錯するひとときの中で、「ああ、また明日も頑張ろう」と思える力を感じてもらえたら嬉しいです。

その秋の名曲と共にあなたの心に寄り添う音楽と絵本の物語をお届けします。

コンサートを観終えたあと、きっと生まれ変わったらまた会いたい人の顔が浮かぶはずです。

そんな秋のひとときを、一緒に過ごしてみませんか?

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