COCOHE 公式ブログ

本番中に起きたアクシデントについて全貌を語ります。

皆さん、こんにちは。COCOHE プロデューサーの内田です♪

先日のプリンセスコンサート内で起きたハプニングのお話をさせていただきたいと思います。

8月21日に開催されたプリンセスコンサートでコンサート企画開催を10年以上続けてきて初めて起きたハプニングが起きてしまいました。

事件は第1回目の2曲目がスタートしたときに起きました。
1曲めはピアノのソロ曲で、2曲目から歌がはいるのですが、なんとマイクが入っていない。

マイクのスイッチをオフにしたまま出てしまったのかと一瞬思いましたが
そうではありませんでした。
下手の舞台袖がザワザワしていると
会場のスタッフの方が私に
「何か押しましたか???」って聞かれました。
「いやいやいやいや。マイクのスイッチをオンにしただけですーーーー」って

話をしていたところ理由が判明。

会場の施設の地下で非常ボタンがおされたとのこと・・・

この防災の非常ボタンが押されてしまうと
放送が防災センターに切り替わってしまって
マイクが使えなくなるのだそうですよ。
(安全を守るためですから仕方ないですね・・・)

良かったーーーーー。私、無実だった。笑

と、ホッとしたのもつかの間で
本当に火災だったらどうしようとか、
舞台を止めたほうがいいのかとかいろいろな事を頭をよぎります。

舞台上にいた祐子お姉さんは事情を知らないので舞台上でマイク無しのまま続行していたのですが、
そこへ館内を管理する防災センターから放送が・・・

もう、完全に舞台が止まってしまいましたので
ここで一度舞台に出て私が挨拶をすることになりました。

皆さんに状況を説明して(状況私もほぼわからないんですけど・・・)

再開までしばらく待って頂けるようにお願いしました。
この時点ではどれくらいで復旧するかなど誰もわかりませんでした。

それから5~10分したくらいで
非常ベルは誤報であることが判明しました。
なんですが、確認作業とかがあるとのことで
誤報とわかってもなかなか回線がもどりません・・・。

外は消防車なども到着して
そこそこ大きな騒ぎになっていたようです。

結局再開まで30分ほど時間がかってしまったのですが、
その間に本当にごく僅かな時間だけ、回線が戻りました。

「やったー!戻った―――!!」と喜んでいたら・・・

どこからともなく祐子お姉さんの歌声が・・・(笑)

どうやら楽屋で1曲目を練習しているらしい。
マイクが戻ったことに全然気づかずに祐子お姉さんの
のどかな歌声が会場に流れ続けます。笑

どうしようかなと思った結果、私もマイクが入った状態で

「祐子さーん、マイク入ってますよー」とツッコミを入れたら
会場からも大きな笑い声が。笑

一瞬で会場を和ませる祐子お姉さんは流石だなと思いました。

公演中断の間、お客様には座席やロビーでお待ちいただくという形をとることにしました。
お子様向けのコンサートなので小さいお子さんが
長時間またされるのは可哀想だということで
舞台裏では急遽、何かアドリブでマイク無しで演奏しようということになりました。

リハーサルもありませんでしたが
とにかく皆に楽しみながらこの状況で待ってほしいということで
ドレミの歌をグーグルドライブから引っ張り出して
スマホで楽譜を送って演奏することに。

フルートのさやかちゃん、ヴァイオリンのはるなちゃんも
アドリブで入ってくれて
これはこれでなんか楽しく演奏できました。

会場の皆さんの拍手もとてもあたたかかったです。

これが今回起きたハプニングの全貌でございました。

本当に大変なハプニングでしたが
本当の火災じゃなくて良かったなぁと思いましたし、
ハプニングも楽しんで頂ける温かいお客様で逆に幸せを感じられるアクシデントとなりました。

ご来場頂いておりました皆様。本当にありがとうございました。

また同じハプニングはちょっと勘弁してほしいなぁとは思いますが
とても良い経験になりました。

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