「冬の音楽絵本」は家族の深い愛の物語

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「冬の音楽絵本」は家族の深い愛の物語

2024.02.22
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皆さん、こんにちは♪
COCOHEプロデューサーの内田です。

明日2月23日（祝）冬の音楽絵本「おしゃべりな家」の開催です。

四季の音楽絵本シリーズの祝日開催は初めてで、是非皆様お誘い合わせの上ご来場ください。

四季の音楽絵本シリーズは「ハッピープリンセスコンサート」「電車コンサート」などの休日公演シリーズと比べるとキャッチーでもないし、インパクトもないんですよね。それは企画者である私が一番良くわかっています。

でも、一度見ると意外にはまっちゃう四季シリーズです。笑

だって、年間6作品全部見てくださる方がいらっしゃるくらいです。
ポイントカードを実施しているのでそれでわかったことですが、6作品で6ポイントのはずが7ポイント集める方まで出てきたシリーズです。笑
（11月に開催したアンコール公演を見てくださったためです。）

実際舞台も派手さはありませんが、「物語と音楽で世界でたった1冊の絵本を胸の中に描く」というコンセプト通り、赤ちゃんと一緒に世界に浸って頂けているのかなと思っております。

私はそれぞれ6作品とも気に入っているのですが、私が特に上演に心を踊らせてしまうのが秋と冬なんですね。

それぞれ、空気感が違う作品なのですが、この2つは特に上演するのが楽しみな作品です。

今回の冬の音楽絵本はシリーズファイナルでありながらはじまりの物語となっています。

四季の音楽絵本シリーズは春・夏・秋・冬が一人の少女のお話になっています。冬と春は同じ人生で、夏、秋はそれぞれ1人の少女が生まれ変わっているという世界観です。
この四季の音楽絵本シリーズはどこから見てもらっても楽しんで頂けると思うのですが、冬から見ると一番ど頭から見ている状態になります。

これを最後に見るのと、最初に見るのだとまた少し見え方が変わってくるんじゃないかと思います。

そんな冬ですが、何がどう好きかというと例えるならすんごい寒くて雪が降っている日に暖房の効いた部屋でぬくぬく外の雪を眺めているそんな日を思い出すからです。笑

大雪の日に外を歩いて大変な思いは大人の方なら誰でもされたことがあると思うんです。滑るし、寒いし、手は感覚がなくなって、前に進まないしで、そんな大雪の大変さも知った上で、外で大雪が降っている時にあたたかく守られた家の中って、なんとも言えない安心感を感じるし、大雪を客観的に見てられて、その雪はえらく美しく見えるもんです。

そんな感覚。（どんな感覚）

それが冬の音楽絵本です。

冬の音楽絵本のあらすじは、ある出来事がきっかけで家から出られなくなってしまった1人少女のお話です。少女は買い物する時以外家からでて来ることはありませんでした。そんな少女が1人で住む家は不思議なしゃべる家だった。というお話です。

このお話の中で家族あるいは無償の愛で守ってくれる存在を「家」と表現しています。誰か特定な人ではなく愛を持って守ってくれる人を抽象的に登場させたかったので母でも父でもなく「家」としました。

そして、4月の新生活が少しずつ迫ってくるタイミングでワクワク・ドキドキ楽しみに待っている方もいれば、なんとなく気が重い人もいると思います。こうした生活などの変化というのは人間にとっては負担やストレスになる時もあるのです。今が楽しくて幸せであれば尚更です。
今この瞬間が本当に幸せなんだと言うことをちゃんと認識できればきっと前に進む勇気にもなるはずです。前向きな気持ちになってもらえるようにと思って作っているのがこの作品です。

こちらは今年度行ってきた四季の音楽絵本オンラインアート展にご応募頂いた作品です。
作品について「内から外へ、不思議な家に励まされて元気いっぱい出ていく少女が浮かびました。安心を得て、たくさんの冒険に勤しんでいる娘と同じものを感じました。」というコメントを付けていただきました。